学園創立70周年を記念した「授業」「シオン祭」2大テーマのパネル展です。昭和40年代の日立の街を、学生の仮装行列が練り歩きます。シオン祭は、終戦間もない創立当初から毎年実施されています。学園創立期から現在に至るまでのシオン祭、そして各学校の授業風景を約50枚のパネルに切り取りました。時代とともに移り変わる学園風景をお楽しみください。70年前、創立者たちの平和への祈りによって設立された学園は、いつの時代も若者たちにのびやかな教育の場を提供し続けています。
学園創立70周年記念行事として、学園同窓生を対象としたイベントです。学園同窓会連合(大学院同窓会、大学同窓会、短期大学部同窓会、高等学校同窓会、中学校同窓会)と学園が連携して行う企画です。
この機会に多くの同窓生が交わり、未来へと繋がっていく時となることを期待しております。
学園創立70周年の今年は、茨城キリスト教大学創立50周年の年でもあります。これを記念して、株式会社スタジオジブリ代表取締役プロデューサーの鈴木敏夫氏をお招きし、「つながる大学-人と自然、人と社会、人と人-」をテーマに講演会を開催します。
学園創立70周年を記念する「川瀬巴水展」(7月21日[金]・22日[土])と「講演会・鑑定大会」(7月22日[土])が盛況のうちに幕を閉じました。
今回、本学園において渡邊章一郎氏の講演を初めて開催しましたが、実に分かり易く、かつ含蓄に富むお話でありました。渡邊木版美術画舗を先代より受け継いで30年、巴水を始めとする新版画や浮世絵と長年向き合って来られた、その経験が話の節々に滲み出るかのようでした。
また、鑑定大会も極めて面白いものでした。テレビの鑑定大会だと値段ばかりが気になってしまうところですが、今回はそうしたことよりも一つ一つの作品にじっくり向き合うことが出来たところが何より良かったと思います。
そして、同時開催で行った2日間の巴水作品の展示も好評をいただきました。フロアー全体を使って34作品をゆったりと配置することが出来、来場された方もじっくりと鑑賞されていた様子でした。
なお、その展示会の折に配られた『図録・川瀬巴水展』は、何処に出しても恥ずかしくない立派なものになったと思います。
通常、芸術関連の展示会図録は、芸術の専門家がその専門性を生かして書くのが一般的です。しかし、今回はそうではなく、学園のある日立市、その地元の方たちが知恵を出し合って作りました。それが「ともに生きる」を日頃から掲げる本学園に相応しいあり方だと考えたからです。結果、どのページを見ても、巴水への「愛」が溢れています。
この図録を手にされた方には、そこから学園の歴史と巴水の世界を感じ取っていただければと思います。
全国広しと言えども、巴水が足繁く通い、多くの作品を遺した教育施設は本学園のみです。本学園と巴水の深い関係を感じないわけにはいきません。