READ〜DATA文

プログラム中の任意の位置に、あらかじめデータを置いておき、必要に応じて読み出して利用するために、READ〜DATA 文を利用することができる。 次のプログラムは、50 行目のDATA文で用意されたデータを、20 行目の READ 文で順次読み出し、表示するプログラムである。

10	FOR I=1 TO 5
20		READ A
30		PRINT A
40	NEXT I
50	DATA 2,4,6,8,10

これまで使用してきた変数は、数だけを扱ってきたが、文字列を変数で扱うこともできる。文字列を扱う変数は変数名の後ろに ”$” マークを置く。

10	A$="こんにちは"	'(PRINTやINPUT同様、文字列は" "で囲む)
20	PRINT A$

READ〜DATA 文においても、数変数、文字列変数の両方を利用できるが、誤って文字列変数に数を読み出したり、数変数に文字列を読み出さないように注意しなければならない。また、変数をカンマで続けて書けばデータを一度に読み込める。

10	READ H,NAME$
20	PRINT "身長";H;"cm","氏名";NAME$
30	DATA 173,"有澤正樹"
[課題6]
次のような成績に関するデータがある。データの項目は、左から氏名、国語、数学、英語の順になっている。一覧表を作成するとともに、各人の 3 科目平均点も一覧表に加えよ。
DATA "山田一郎",80,65,70
DATA "山田二郎",70,55,75
DATA "山田三郎",75,80,70
[課題7]
課題 6 を拡張し、科目ごとの平均点を一覧表に加えよ。
[ヒント] 3 人のデータを読み込みながら表示するループの中で、各科目ごとの合計を計算しておく必要がある。そして、ループの外で、各科目合計点を 3 で割ればいい。
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