なお、検索でいらっしゃる方に多い、テキストの右寄せの方法は その他 に出てきます.
いわゆるインターネットのホームページ(WWW; World Wide Web)は HTML(Hyper Text Markup Language) と呼ばれる簡易言語によって記述されます. 以下にもっとも基本的な HTML の例をあげます.
<html> <head><title>例題1</title></head> <body> これはもっとも基本的な HTML の例です.<br> タイトルが"例題1"と表示されています.<p> うまく表示されましたか? </body> </html>
これを Windows の notepad(メモ帳)
や Macintosh の simpletext などのテキストエディタで作成して
(ファイル名を "ex1.html" として保存しておきましょう.),
ブラウザ(ネットスケープやインターネットエクスプローラ)で
表示してみてください.
保存したファイル(アイコン)をダブルクリックすれば,
ブラウザが起動され表示されます.
間違いなく作成できていれば
こんな風
に表示されるはずです.
さて,例題1で見たように,HTML はタグと呼ばれる <> で囲まれた文字列 によって表示の仕方(書式)を定義します.
また,タグは基本的に <html>...</html> のようにペアで使い, その書式の及ぶ範囲を間に挟むようにします.ただし,<br> や <p> のように単独で使用するものもあります.
例題1で使用したタグの説明をしておきましょう.
<html> <head><title>例題2</title></head> <body> 見出し(ヘッドライン)を書くときには次のようなものがある. <h1>大見出し</h1> <h2>中見出し</h2> <h3>小見出し</h3> <h4>小見出し</h4> <h5>小見出し</h5> <h6>小見出し</h6> でも,これは見出し用のタグなので勝手に改行してしまいます.<p> 見出し以外の本文中で自由に文字サイズを変えるには <font size="7">こ</font> <font size="6">ん</font> <font size="5">な</font> <font size="4">風</font> <font size="3">に</font> <font size="2">す</font> <font size="1">る</font><p> <font size="5"> また,<b>太字</b>や<i>斜体</i>,<blink>点滅</blink>も 簡単にできます. </font> </body> </html>
例題1の要領で作成してみてください.("ex2.html") 結果はこんな風 に表示されるはずです.
例題2で使用したタグの説明をしておきましょう.
<html> <head><title>例題3</title></head> <body bgcolor="black" text="white"> <font color="red">文字</font>の<font color="green">色</font> も<font color="blue" size="7">自由</font>に <font color="yellow">変える</font>ことが <font color="#ffaa33">できます.</font><p> また,このように背景色も自由に設定できます.<p> ついでに水平ラインも引いておきましょう. <hr> 線の太さや幅も変えられます.<p> <hr size="10" width="80%"> <hr size="5" width="50%"> <p> また,通常はセンタリング(中央よせ)されますが<p> <hr align="left" width="50%"> 左よせ <hr width="50%"> 中央よせ <hr align="right" width="50%"> 右よせができます. </body> </html>
同様に作成してみてください.("ex3.html") 結果はこんな風 に表示されるはずです.
※お知らせ
"右よせ" の検索でココに来られる方が多いようですが、テキストの右よせは
その他 にあります。
例題3で使用したタグの説明をしておきましょう.
さて,その前に一般に用いられる3種類の画像ファイルのフォーマット (形式)について理解しておく必要があります.
<html> <head><title>例題4</title></head> <body> 文章と画像の位置関係に注意してください.<p> 下下<img src="gif/otaru.gif">下下<p> 中中<img src="gif/otaru.gif" align="middle">中中<p> 上上<img src="gif/otaru.gif" align="top">上上 </body> </html>
同様に作成してみてください.("ex4.html")
結果を表示する前に,今作成した "ex4.html" が保存されているフォルダの中に
"gif" という名前のフォルダを作成し,作成したフォルダの中に画像ファイル
"otaru.gif" をコピーしておく必要があります.
"otaru.gif" はここにあります
から,マウスを右クリックして(マックの場合はマウスボタンを押し続けて)保存してください.
この時のディレクトリ構成は
このようになります.
結果はこんな風
に表示されるはずです.
例題4で使用したタグの説明をしておきましょう.
<html> <head><title>例題5</title></head> <body> 文章と画像の位置関係に注意してください.<p> <img src="gif/otaru.gif" align="left"> これは文章の回り込みの例です.<br> 先ほどの例では画像の横には1行しか書けませんでしたが, 画像を左よせや右よせにすることで複数行書けるようになります. <br clear="all"> <img src="gif/otaru.gif" align="right"> ちなみに写真は小樽運河で撮ったものです.<br> なかなかよく撮れてます.<br clear="all"> <center> 文章や画像をセンタリング(中央よせ)することもできます.<p> <img src="gif/otaru.gif"> </center> </body> </html>
同様に作成してみてください.("ex5.html")
結果はこんな風
に表示されるはずです.
例題5で使用したタグの説明をしておきましょう.
ここまでまじめにやってきた人は例題1~例題5の HTML ファイル(ex1.html~ex5.html)があるはずですね? ちゃんとある人は次の例題6をやってください.
<html> <head><title>例題6</title></head> <body> <a href="ex5.html">ここ</a>を押せば例題5に飛んでいきます.<p> 下の写真(gif)をクリックすると大きな写真(jpeg)が見られます.<p> <a href="jpeg/otaru.jpg"><img src="gif/otaru.gif"></a><p> もし,あなたのパソコンがインターネットにつながっていれば <a href="http://www.whitehouse.gov/">ここ</a>をクリックすれば アメリカ合衆国ホワイトハウスのホームページに飛んでいきます. </body> </html>
同様に作成してみてください.("ex6.html")
結果を表示する前に,今作成した "ex6.html" が保存されているフォルダの中に
"jpeg" という名前のフォルダを作成し,作成したフォルダの中に画像ファイル
"otaru.jpg" をコピーしておく必要があります.
"otaru.jpg" はここにあります
から,マウスを右クリックして
(マックの場合はマウスボタンを押し続けて)保存してください.
この時のディレクトリ構成は
このようになります.
結果はこんな風
に表示されるはずです.
例題6で使用したタグの説明をしておきましょう.
<html> <head><title>例題7</title></head> <body> HTML では3つのリストが使えます.<p><hr> <h3>番号なしリスト</h3> <ul> <li>犬 <li>猫 </ul> <hr> <h3>番号付きリスト</h3> <ol> <li>犬 <li>猫 </ol> <hr> <h3>定義型リスト</h3> <dl> <dt>犬 <dd>4本足でワンと鳴く. <dt>猫 <dd>4本足でニャァと鳴く. </dl> <hr> </body> </html>
同様に作成してみてください.("ex7.html")
結果はこんな風
に表示されるはずです.
例題7で使用したタグの説明は省略します.
例題7の HTML とブラウザでの表示結果をよく比較してみてください.
リストの中にリストを定義することもできます.
<html> <head><title>例題8</title></head> <body> テーブル(表組)の例です.<br> ちょっと複雑そうに見えますが,わかってしまえば簡単です.<p> <table border> <tr> <th></th><th>月</th><th>火</th><th>水</th> </tr> <tr> <th>1限</th><td>国語</td><td></td><td>算数</td> </tr> <tr> <th>2限</th><td>理科</td><td>社会</td><td></td> </tr> </table> <p> <table border="5" cellpadding="10" cellspacing="10"> <caption>表のタイトル</caption> <tr> <td>AAAAA</td><td colspan="2" align="center">BBBBB</td> </tr> <tr> <td rowspan="2">CCCCC</td> <td bgcolor="darkslategray"><font color="white">DDDDD</font></td> <td>EEEEE</td> </tr> <tr> <td>FFFFF</td><td align="right">123</td> </tr> </table> </body> </html>
同様に作成してみてください.("ex8.html")
結果はこんな風
に表示されるはずです.
例題8で使用したタグの説明は省略します.
例題8の HTML とブラウザでの表示結果をよく比較してみてください.
border="5" や cellpadding="10",cellspacing="10"
の数字を変えれば, 表の雰囲気が変わります.
<html> <head><title>例題9</title></head> <body text="white" background="gif/forest.gif"> その他,このように背景に画像ファイル(gif ファイル)を 張り付けたりもできます.<p> ここでは,これまでに紹介しなかったいくつかのタグを 列挙しておきます.<p> <div align="right">テキスト(文章)の右よせ</div> <pre> あいうえお かきくけこ さしすせそ </pre> <strong>最強調文字.</strong><p> <em>斜体で強調.</em><p> <big>文字を大きくする.</big><p> <small>文字を小さくする</small><p> <s>抹消線を引く.</s><p> <u>下線を引く.</u><p> <sup>上付き</sup>文字と<sub>下付き</sub>文字<p> 電子メールアドレスを書くときに <address>hoge@icc.ac.jp</address> のように使います. </body> </html>
同様に作成してみてください.("ex9.html")
結果を表示する前に,例題4で作成した "gif"
という名前のフォルダの中に画像ファイル
"forest.gif" をコピーしておく必要があります.
"forest.gif" はここにあります
から,マウスを右クリックして
(マックの場合はマウスボタンを押し続けて)保存してください.
この時のディレクトリ構成は
このようになります.
結果はこんな風
に表示されるはずです.
例題9で使用したタグの説明をしておきましょう.
<html> <head><title>例題10</title></head> <frameset cols="25%,75%"> <frame src="ex1.html"> <frame src="ex2.html"> <noframes>このページを表示するには,フレームをサポートしているブラウザが必要です.</noframes> </frameset> </html>
この例題10は,ウインドウを左右2つに分割し,それぞれに例題1と例題2の HTML を表示させるためのフレーム定義の HTML です.
注意するところはフレーム定義の HTML には <body>...</body>
がないということです.
では,これまでと同様に作成してみてください.("ex10.html")
結果はこんな風
に表示されるはずです.
例題10で使用したタグの説明をしておきましょう.
<html> <head> <title>例題11</title> </head> <frameset cols="25%,75%"> <frame src="ex1.html"> <frameset rows="100,*"> <frame src="ex2.html"> <frame src="ex3.html"> </frameset> <noframes>このページを表示するには,フレームをサポートしているブラウザが必要です.</noframes> </frameset> </html>
今度は少し応用してみましょう.
例題11は,まずウインドウを左25%,右75%に分割し, 左のウインドウに例題1を表示するように定義しています.
そして,右側のウインドウの中をさらに
<frameset...>...</frameset> で上100ドット幅,下は残り全部と,
上下に分割し,上のウインドウに例題2,下に例題3を表示するように
定義しています.
同様に作成してみてください.("ex11.html")
結果はこんな風
に表示されるはずです.
追記:UTF-8 化にあたって結構修正しました.