※このページはフレーム構成です。検索で来られた方はこちらからご覧ください。

●HTML の基本

まずはじめにおことわりいたします.このページは 1997 年頃にハンドコーディングで書いたものですので,現在では少々古い内容になっています.また,いくつか修正はしましたが,古き良き時代には許された,文法的に少々お行儀の悪い部分もあるかも知れません.しかし、現在でも少々複雑なホームページを作成すると,ここでご紹介する html タグを知っているのと知らないのとでは,相当違ってきます.というわけで,引き続き公開しております.

なお、検索でいらっしゃる方に多い、テキストの右寄せの方法その他 に出てきます.

いわゆるインターネットのホームページ(WWW; World Wide Web)は HTML(Hyper Text Markup Language) と呼ばれる簡易言語によって記述されます. 以下にもっとも基本的な HTML の例をあげます.

Example



<html>
<head><title>例題1</title></head>
<body>
これはもっとも基本的な HTML の例です.<br>
タイトルが"例題1"と表示されています.<p>
うまく表示されましたか?
</body>
</html>

これを Windowsnotepad(メモ帳)Macintoshsimpletext などのテキストエディタで作成して (ファイル名を "ex1.html" として保存しておきましょう.), ブラウザ(ネットスケープやインターネットエクスプローラ)で 表示してみてください.
保存したファイル(アイコン)をダブルクリックすれば, ブラウザが起動され表示されます.
間違いなく作成できていれば こんな風 に表示されるはずです.

さて,例題1で見たように,HTML はタグと呼ばれる <> で囲まれた文字列 によって表示の仕方(書式)を定義します.

また,タグは基本的に <html>...</html> のようにペアで使い, その書式の及ぶ範囲を間に挟むようにします.ただし,<br><p> のように単独で使用するものもあります.

例題1で使用したタグの説明をしておきましょう.

Reference Manual


●文字サイズ

今度は文字の大きさを変えてみましょう.

Example



<html>
<head><title>例題2</title></head>
<body>
見出し(ヘッドライン)を書くときには次のようなものがある.
<h1>大見出し</h1>
<h2>中見出し</h2>
<h3>小見出し</h3>
<h4>小見出し</h4>
<h5>小見出し</h5>
<h6>小見出し</h6>
でも,これは見出し用のタグなので勝手に改行してしまいます.<p>

見出し以外の本文中で自由に文字サイズを変えるには
<font size="7">こ</font>
<font size="6">ん</font>
<font size="5">な</font>
<font size="4">風</font>
<font size="3">に</font>
<font size="2">す</font>
<font size="1">る</font><p>

<font size="5">
また,<b>太字</b>や<i>斜体</i>,<blink>点滅</blink>も
簡単にできます.
</font>
</body>
</html>

例題1の要領で作成してみてください.("ex2.html") 結果はこんな風 に表示されるはずです.

例題2で使用したタグの説明をしておきましょう.

Reference Manual


●文字色と背景色

今度は文字の色や背景の色を変えてみましょう.

Example



<html>
<head><title>例題3</title></head>
<body bgcolor="black" text="white">
<font color="red">文字</font>の<font color="green">色</font>
も<font color="blue" size="7">自由</font>に
<font color="yellow">変える</font>ことが
<font color="#ffaa33">できます.</font><p>
また,このように背景色も自由に設定できます.<p>

ついでに水平ラインも引いておきましょう.
<hr>
線の太さや幅も変えられます.<p>
<hr size="10" width="80%">
<hr size="5" width="50%">
<p>
また,通常はセンタリング(中央よせ)されますが<p>
<hr align="left" width="50%">
左よせ
<hr width="50%">
中央よせ
<hr align="right" width="50%">
右よせができます.
</body>
</html>

同様に作成してみてください.("ex3.html") 結果はこんな風 に表示されるはずです.

※お知らせ
"右よせ" の検索でココに来られる方が多いようですが、テキストの右よせは その他 にあります。 例題3で使用したタグの説明をしておきましょう.

Reference Manual


●イメージ

いよいよイメージ(画像)を張り付けてみましょう.

さて,その前に一般に用いられる3種類の画像ファイルのフォーマット (形式)について理解しておく必要があります.

Example

<html>
<head><title>例題4</title></head>
<body>
文章と画像の位置関係に注意してください.<p>

下下<img src="gif/otaru.gif">下下<p>
中中<img src="gif/otaru.gif" align="middle">中中<p>
上上<img src="gif/otaru.gif" align="top">上上
</body>
</html>

同様に作成してみてください.("ex4.html")
結果を表示する前に,今作成した "ex4.html" が保存されているフォルダの中に "gif" という名前のフォルダを作成し,作成したフォルダの中に画像ファイル "otaru.gif" をコピーしておく必要があります.
"otaru.gif" はここにあります から,マウスを右クリックして(マックの場合はマウスボタンを押し続けて)保存してください.
この時のディレクトリ構成は このようになります.
結果はこんな風 に表示されるはずです.

例題4で使用したタグの説明をしておきましょう.

Reference Manual

Example

<html>
<head><title>例題5</title></head>
<body>
文章と画像の位置関係に注意してください.<p>

<img src="gif/otaru.gif" align="left">
これは文章の回り込みの例です.<br>
先ほどの例では画像の横には1行しか書けませんでしたが,
画像を左よせや右よせにすることで複数行書けるようになります.
<br clear="all">
<img src="gif/otaru.gif" align="right">
ちなみに写真は小樽運河で撮ったものです.<br>
なかなかよく撮れてます.<br clear="all">

<center>
文章や画像をセンタリング(中央よせ)することもできます.<p>
<img src="gif/otaru.gif">
</center>
</body>
</html>

同様に作成してみてください.("ex5.html")
結果はこんな風 に表示されるはずです.

例題5で使用したタグの説明をしておきましょう.

Reference Manual


●リンク

次は,他の文章(HTMLファイル)へのリンクをやってみましょう.

ここまでまじめにやってきた人は例題1~例題5の HTML ファイル(ex1.htmlex5.html)があるはずですね? ちゃんとある人は次の例題6をやってください.

Example



<html>
<head><title>例題6</title></head>
<body>
<a href="ex5.html">ここ</a>を押せば例題5に飛んでいきます.<p>
下の写真(gif)をクリックすると大きな写真(jpeg)が見られます.<p>
<a href="jpeg/otaru.jpg"><img src="gif/otaru.gif"></a><p>
もし,あなたのパソコンがインターネットにつながっていれば
<a href="http://www.whitehouse.gov/">ここ</a>をクリックすれば
アメリカ合衆国ホワイトハウスのホームページに飛んでいきます.
</body>
</html>

同様に作成してみてください.("ex6.html")
結果を表示する前に,今作成した "ex6.html" が保存されているフォルダの中に "jpeg" という名前のフォルダを作成し,作成したフォルダの中に画像ファイル "otaru.jpg" をコピーしておく必要があります.
"otaru.jpg" はここにあります から,マウスを右クリックして (マックの場合はマウスボタンを押し続けて)保存してください.
この時のディレクトリ構成は このようになります.
結果はこんな風 に表示されるはずです.

例題6で使用したタグの説明をしておきましょう.

Reference Manual


●リスト

次は,リスト(箇条書き)です.

Example



<html>
<head><title>例題7</title></head>
<body>
HTML では3つのリストが使えます.<p><hr>
<h3>番号なしリスト</h3>

<ul>
<li>犬
<li>猫
</ul>

<hr>
<h3>番号付きリスト</h3>

<ol>
<li>犬
<li>猫
</ol>

<hr>
<h3>定義型リスト</h3>

<dl>
<dt>犬
<dd>4本足でワンと鳴く.
<dt>猫
<dd>4本足でニャァと鳴く.
</dl>

<hr>
</body>
</html>

同様に作成してみてください.("ex7.html")
結果はこんな風 に表示されるはずです.

例題7で使用したタグの説明は省略します.
例題7の HTML とブラウザでの表示結果をよく比較してみてください.
リストの中にリストを定義することもできます.


●テーブル

次は,テーブル(表組)です.

Example



<html>
<head><title>例題8</title></head>
<body>
テーブル(表組)の例です.<br>
ちょっと複雑そうに見えますが,わかってしまえば簡単です.<p>

<table border>
<tr>
 <th></th><th>月</th><th>火</th><th>水</th>
</tr>
<tr>
 <th>1限</th><td>国語</td><td></td><td>算数</td>
</tr>
<tr>
 <th>2限</th><td>理科</td><td>社会</td><td></td>
</tr>
</table>
<p>

<table border="5" cellpadding="10" cellspacing="10">
<caption>表のタイトル</caption>
<tr>
 <td>AAAAA</td><td colspan="2" align="center">BBBBB</td>
</tr>
<tr>
 <td rowspan="2">CCCCC</td>
 <td bgcolor="darkslategray"><font color="white">DDDDD</font></td>
 <td>EEEEE</td>
</tr>
<tr>
 <td>FFFFF</td><td align="right">123</td>
</tr>
</table>
</body>
</html>

同様に作成してみてください.("ex8.html")
結果はこんな風 に表示されるはずです.

例題8で使用したタグの説明は省略します.
例題8の HTML とブラウザでの表示結果をよく比較してみてください.
border="5" や cellpadding="10",cellspacing="10" の数字を変えれば, 表の雰囲気が変わります.


●その他

これまでに紹介しきれなかった,いくつかのタグを紹介しておきます.

Example



<html>
<head><title>例題9</title></head>
<body text="white" background="gif/forest.gif">
その他,このように背景に画像ファイル(gif ファイル)を
張り付けたりもできます.<p>

ここでは,これまでに紹介しなかったいくつかのタグを
列挙しておきます.<p>

<div align="right">テキスト(文章)の右よせ</div>

<pre>
あいうえお
         かきくけこ
                   さしすせそ
</pre>

<strong>最強調文字.</strong><p>
<em>斜体で強調.</em><p>
<big>文字を大きくする.</big><p>
<small>文字を小さくする</small><p>
<s>抹消線を引く.</s><p>
<u>下線を引く.</u><p>
<sup>上付き</sup>文字と<sub>下付き</sub>文字<p>
電子メールアドレスを書くときに
<address>hoge@icc.ac.jp</address>
のように使います.
</body>
</html>

同様に作成してみてください.("ex9.html")
結果を表示する前に,例題4で作成した "gif" という名前のフォルダの中に画像ファイル "forest.gif" をコピーしておく必要があります.
"forest.gif" はここにあります から,マウスを右クリックして (マックの場合はマウスボタンを押し続けて)保存してください.
この時のディレクトリ構成は このようになります.
結果はこんな風 に表示されるはずです.

例題9で使用したタグの説明をしておきましょう.

Reference Manual


●フレーム

フレームとは,ブラウズウインドウの中をいくつかに分割し,それぞれに違った HTML ファイルを表示させるものです.
例えば,この「HTML 基本講座」も「タイトル」,「目次」,「本編」の3つ部分に分割されたフレーム形式のページです.

Example



<html>
<head><title>例題10</title></head>
<frameset cols="25%,75%">
  <frame src="ex1.html">
  <frame src="ex2.html">
  <noframes>このページを表示するには,フレームをサポートしているブラウザが必要です.</noframes>
</frameset>
</html>

この例題10は,ウインドウを左右2つに分割し,それぞれに例題1と例題2の HTML を表示させるためのフレーム定義の HTML です.
注意するところはフレーム定義の HTML には <body>...</body> がないということです.
では,これまでと同様に作成してみてください.("ex10.html")
結果はこんな風 に表示されるはずです.

例題10で使用したタグの説明をしておきましょう.

Reference Manual

Example

<html>
<head>
<title>例題11</title>
</head>
<frameset cols="25%,75%">
  <frame src="ex1.html"> 
  <frameset rows="100,*">
    <frame src="ex2.html">
    <frame src="ex3.html">
  </frameset>
  <noframes>このページを表示するには,フレームをサポートしているブラウザが必要です.</noframes>
</frameset>
</html>

今度は少し応用してみましょう.
例題11は,まずウインドウを左25%,右75%に分割し, 左のウインドウに例題1を表示するように定義しています.
そして,右側のウインドウの中をさらに <frameset...>...</frameset> で上100ドット幅,下は残り全部と, 上下に分割し,上のウインドウに例題2,下に例題3を表示するように 定義しています.
同様に作成してみてください.("ex11.html")
結果はこんな風 に表示されるはずです.


●おわりに

HTML 基本講座はこれで終わりです.
これだけ知っていれば,なかなか見栄えのよいの ホームページが作成できるはずだと思います.
今回紹介しきれなかった部分は,市販の本や, 他人のホームページをハックしてください.
とはいえ,最近はそこそこ使える HTML エディターが市販されてますので,それを使ったほうが簡単かも知れません.

追記:UTF-8 化にあたって結構修正しました.


Last update: Mar. 2010,