#author("2018-02-09T17:25:00+09:00","","")
** INPUT文とPRINT文 [#wb27ab9b]
#author("2023-01-31T10:37:23+09:00","default:maa","maa")

プログラムは普通、

CENTER:&size(18){&color(white,blue){データを入力する}; ==> &color(white,blue){処理をする}; ==> &color(white,blue){結果を出力する};};

という構造をしている。BASIC 言語においては、データ入力のためには INPUT という命令があり、結果を出力するためには PRINT という命令がある。

伝統的な BASIC 言語においては、各行頭に行番号を昇順(10,20,30,…)に書く。一般的に行番号は 10 や 100 から始め、10 ずつ増加させることが多いが、途中で行を追加したいときなどは、昇順であれば等間隔でない増分の行番号を挿入してもよい。

次のプログラムは変数 A の値を入力せよという意味であり、実行するとキーボードから値を入力するように求められる。20 行目の PRINT 文で入力された変数Aの値が出力(画面に表示)される。なお、命令(INPUT や PRINT)や変数名(A)は大文字でも小文字でもかまわない。

 10	INPUT A
 20	PRINT A

次のプログラムは変数 A、B、C 同時に値を入力せよという意味であり、実行時にはそれぞれの値をカンマで区切って入力する。

 10	INPUT A,B,C
 20	PRINT A,B,C

上の例では、実行時に”?”が表示されるだけで、何を入力すればよいのかがわからない。次の例は、入力待ち時にメッセージを表示する。

 10	INPUT "変数Aの値を入力してください。",A
 20	INPUT "X,Y,Z=",X,Y,Z
 30	INPUT "あなたは何歳ですか";B
 40	PRINT A,X,Y,Z,B

メッセージと変数の区切りはカンマ”,”かセミコロン”;”を使用し、カンマを使用するとメッセージの後に”?”は表示されない。

|SIZE(18):BGCOLOR(yellow):INPUT "メッセージ",(または;)変数名,…,変数名|

既に、変数の値を出力するために PRINT 文を使用してきたが、変数の値だけでなく、式の値を出力することもできる。
なお、プログラムリスト中の”'”(シングルクオート)から右の文字列はコメントであり、プログラムの動作には影響を与えない。

 10	R=5	'(変数Rに値5を代入)
 20	L=R+R	'(変数LにR+Rの計算結果を代入)
 30	PI=3.14
 40	PRINT R,L,PI
 50	PRINT	'(この場合は改行される)
 60	PRINT "円の面積は";R*R*PI;"です。"	'(“,”の代わりに”;”を使うと間隔があかなくなる)
 70	PRINT "円周の長さは";L*PI;"です。"

表示させる文字列は”ダブルクオート”で囲む。PRINT 文でのカンマとセミコロンの働きには以下のような違いがある。

 10	A=1:B=2:C=3	'(コロン”:”を使うと複数の命令を1行に書ける)
 20	PRINT A,B,C
 30	PRINT A;B;C
 40	PRINT A,
 50	PRINT B
 60	PRINT "Aの値は";
 70	PRINT A

PRINT 文の終わりがカンマまたはセミコロンで終わっていると、次に実行される PRINT 文が改行されずに続けて出力される。
RIGHT:[[[BASIC言語の基本命令文と文法に戻る]>コンピュータ実習II#md798e85]]


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