表計算ソフトを利用して基本的な統計処理を行うことができる。
アンケートや調査などによって得られたデータは、眺めているだけでは何の役にも立たない。データは要約し、分析されてはじめて意味のある(役に立つ)情報となる。
表計算ソフトは、いくら“使い方”を学んでも、それを用いてデータをどのように分析(処理、計算)するかを知らなくては使いようがない。この実習では、前述のような様々な問題の分析の基礎となる、表計算ソフト Microsoft Excel を用いた統計処理やオペレーションズ・リサーチ(OR;作戦研究)の基礎を実習する。
なお、この実習では、“数字が苦手”であっても理解できるよう、グラフ化により視覚的に理解しやすい分析手法ばかりを取り上げているので、PC の基本操作ができる方には気楽に受講してもらいたい。演習方法は、まず例題を教員の説明および指導にもとづいて一緒に作成し、その後、異なるデータを用いて例題同様の処理・分析を行う(課題)ことになります。この実習を受講すれば、実際の問題解決のための表計算や、複雑なグラフの描画とその解釈など、本当の意味での Excel が使える人(Excel で仕事ができる人)になれるでしょう。
※公式授業概略には書いていないおまけ※
下の授業計画を見ると難しそうに思う方が大半だとは思いますが、難しい数式を覚える必要はありませんし、自分で手計算する必要もありません。数式は大まかな理屈を説明するために少し見てもらう程度です。必要な計算は Excel の関数にやってもらいます。皆さんは大まかな理屈で要点を掴み、Excel を練習しながらデータを処理してグラフ化する。そして、最も重要なのが計算して終わりではなくて、その結果をどう読み解くのかということです。「分析をする」という裏には必ず何らかの問題や解らないことがあるからです。分析をして問題の一部でも理解できれば、「ではどうすべきか」という判断材料になるのです。
まぁ、だまされたと思って履修してみてくださいw 難しそうだけどそんなに難しくないし、仮に難しいとしても、わざわざ大学に来て簡単なことだけ選んで卒業しても意味がないと思いませんか?ぜひチャレンジしてみてください。授業改善アンケートでいただくコメントも「Excelが楽しいと思えるようになった」などとポジティブなものばかりですよww
課題により評価する。
コンピュータ基礎 I または II を履修済みであるか、Windows の基本操作ができること。
教養課程の「はじめての統計学」を併せて履修(後でも先でも)するとより理解が深まります。