高校までの学びとは異なり、大学での学びはより細分化・専門化・具体化されている。また、教員も学生に教えるだけではなく、個々の専門分野について研究を続けている研究者でもある。このように、学生はこれまでとは違う大学での学びを理解することが大切であり、自己の将来をしっかりと見据えた上で、充実した大学生活を送ることが重要である。
大学での講義や演習では、レポートを作成したり、人前で発表したりする機会が多々ある。しかしながら、近年の学生の中には、レポートが感想文になっていたり、e-mail のように一文一文が勝手気ままに改行(段落づけ)されていたりと、レポートとは思えない文章を書くものが散見される。
この演習では、自己の目標と大学での学びの意義を確認すること、および、大学での学びに必要なレポートを作成するにあたっての“物の考え方”(レポートのテーマについて、どのようにアプローチしていくか)や資料の集め方、分析・考察など、具体的にどうやっていけばよいのかを学ぶために、社会問題などについて実際にレポートを作成しながら考えていく。また、レポートを書くときの文体や構成を始めとする、基本的な文章の書き方についても確認する。
なお、この演習では、現代社会の問題や関心の向けられているテーマについてのレポート作成を行うので、新聞やテレビニュースなどを見て世の中の動向を掴んでおくこと。また、レポート中の文章は新聞記事のような客観的で論理的なものとなるので、作文が不得意のものは新聞記事の表現に慣れておくこと。
資料を用意していますので、授業時に紹介する第1章~第2章を参考にしで理解を深めます。
2023年度は大学図書館主催の図書館ガイダンス(4/20)への参加を予定しています。まずは大学図書館のホームページを一通り参照しておいてください。
政府の施策についての現状分析や報告等に関する公表資料である各種白書は、e-Govポータル内の白書等に集約されています。社会問題等について調べるときは、まずは白書により現状や課題を知ることが必要となります。
上記「大学での学び方」での資料の第3章と第5章を参考にして、現時点での目標とその達成に必要な4年間の大雑把なスケジュールについて考えます。
2023年度はキャリア支援センター主催の EQ 検査フィードバックへの参加を予定しています。
「。」 や 「、」 は何のためにあるのか。 “文” とは何か。 “段落” とは何かを確認します。