完全中高一貫教育

本校は「人のため、日本のため、世界のため」に貢献できる「心豊かで、実力のある、自立した国際人」の育成を、21世紀の教育目標として掲げました。 この目標実現を目指す教育活動を、より確実に、より強く推進していくための教育システムが「完全中高一貫6年制教育」です。 中高生の時は心身の発達における個人差が著しいものです。生徒を十分に観察・評価し、一人ひとりが持つ個性や自主性を引き出して、伸ばしていくことが重要だと考えています。

教育目標

自己の確立
神を敬い、自分を大切にして、良い目的を持つ人生を志し、勉強に励む生徒を育てる。

人類愛・社会性の育成
自分と同じように家族・友人を大切にし、さらに国際人として世界の人々を愛せる生徒を育てる。

個性の伸長と進路実現
自分の能力・個性を伸ばし、進路実現のために意欲的に取り組める生徒を育てる。

めざす生徒像

  • 存在していることを喜び、よい目的を人生に志す生徒
  • 意欲的に学習に取り組み、基礎学力を養う生徒
  • 豊かな心を育み、思いやりのある行動のとれる生徒
  • 自分で考え、自分の意見を持ち、自分の行動に責任をとる生徒
  • さらなる可能性を求めて、自分の賜物(個性・能力)を伸ばす生徒
  • 人類の福祉や平和のために自分の進路を考える生徒

個人課題研究論文

何より生徒たち自らが、「なぜ」と問題意識を持ち、その解決に主体的に取り組むことが大切なことです。 モチベーションを得た生徒たちは、個々の知的好奇心に基づき、将来の職業選択をも視野に入れた主体的な学習活動を展開していきます。 「個人課題研究論文」は、自分の進路に沿った研究テーマ選択し作成します。そして、一人ひとりがそれぞれの希望しんろをたくましく実現していくのです。

心の教育


本校は建学の理念であるキリスト教に基づいて、豊かな人間性を育むことを目指しています。キリスト教教育があらゆる教育活動の基本です。朝の礼拝や聖書の授業を通して、人間の尊厳、真に価値のある生き方について学びます。

礼拝堂
ハンドベル

「心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ。」
「自分を愛するようにあなたの隣人を愛せよ。」
マタイによる福音書 22章37〜39節

朝の礼拝

本校の一日は、「朝の礼拝」によって始まります。一日の初めに静かな時間を持ち、自分と向き合い生かされていることを喜び、今日という日が充実した日になることを願い、祈るのです。

聖書の時間

「聖書の時間」は本校が6年間を通じて週に1時間設けている必修授業です。聖書をテキストとし、人間として生きる意味、生きる目的、生きる喜びについて学びます。「聖書ワークブック」は本校のオリジナル教材です。

コーラスコンクール

コーラスコンクールは伝統ある学校行事の一つです。課題曲は賛美歌で、自由曲はクラスごとに決めます。美しいハーモニーを体感することで、一人ひとりの豊かな感性が育まれます。

キリスト教講演会

世界各国で活躍するクリスチャンを講師として招き「キリスト教講演会」を開催しています。これまでに全盲の声楽家でキリスト教伝道者である新垣勉さん、国際飢餓対策機構総主事の神田英輔さん、日本映画学校副校長で映画「マザー・テレサとその世界」を製作された千葉茂樹さんなどにご講演いただいています。

クリスマス礼拝

毎年、年の瀬に、学校行事で最も印象深い「クリスマス礼拝」が行われます。一人ひとりが手にするキャンドルの灯火につつまれて、華やかさの中にも厳粛なムードが漂うなかで、キリストの誕生を祝い、世界の平和のために祈ります。

福祉教育

奉仕の精神を身につけ、社会福祉の向上に寄与しようとする態度を養うため、大みか駅や学校周辺の清掃・美化活動を定期的に行っています。また、全国的な活動である「小さな親切運動」にも積極的に参加し、社会奉仕の実践に努めています。