茨城キリスト教学園中学校パンフレット
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▽PROFILE中学時代は家庭部に所属し、将来の「自活」に備えるために積極的に活動した。3年次より特別クラス(現在の特進SAクラスに該当する)に在籍し、希望進路実現のため勉強に打ち込んだ。高校卒業後は立教大学経済学部会計ファイナンス学科に進学し、国際金融を研究。現在は株式会社ウェザーニューズで気象キャスターとして活躍し、最新の気象・防災情報を迅速かつ的確に伝えている。私が医師になりたいと思ったのは4年次(高校1年)の頃でした。様々な病で苦しむ人が身近な人の中にいることを知り、自分がその人たちのために何かできるようになりたいと思ったことがきっかけです。それから一生懸命勉強しましたが、なかなか成績が伸びず、だめかと夢を諦めかけたこともありました。しかし受験の直前まで先生方に色々と相談に乗っていただき、試験の添削指導をしていただいたおかげで、夢を叶えることができました。さらに今は念願叶い、故郷で仕事をすることができています。故郷で仕事をしていると、懐かしい先生や友人に再会することがあります。その度に、この学園で過ごした青春の日々を思い出し、この学園に通うことができて良かったなと思います。診療の際にも、聖書の授業で「隣人を愛せよ」と学んだことを思い出し、目の前の患者さんを隣人と思って診療にあたるようにしています。私が夢を叶えられたのは、本校の数多くの方々に支えていただいたおかげです。ぜひあなたも本校で、夢と青春を見つけませんか。2011年3月11日、東日本を襲った大震災。あの日のできごとと体育館で明かした夜のことを決して忘れることはありません。誰もが不安な中、寄り添ってくださった先生方や励まし合った友人の存在がどれだけ心強かったことでしょう。「私も誰かの力になりたい、災害で悲しい思いをしないよう生活や命を守る仕事をしたい」と強く思ったことを覚えています。気象情報を伝える仕事に就くようになったのも、この日のことがきっかけだったように感じます。本校での6年間の学園生活は私にとっての基盤でもあり、楽しい思い出ばかりです。恵まれた教育環境のもと、同じ目標をもつ友人と、勉学や部活動、様々な行事等を通して趣味や国際的な視野を広げることができました。「門をたたきなさい。そうすれば開かれる」―聖書で学んだこの言葉がいつも背中を押してくれました。そして、本校での6年間があったからこそ私は夢に向かって前に進むことができたのだと思っています。躓いたり悩んだりするようなことがこれから先あったとしても、先生方のお言葉や友人の笑顔を思い出しながら、少しでも社会のお役に立てるよう日々努めていきたいです。▽PROFILE写真中央。中学高校時代は実家の那珂市からスクールバスで通学。また、部活は剣道部と家庭部に所属していた。卒業後は、九州の宮崎大学医学部に進学し、現在は筑波大学附属病院で産婦人科医として日々の診療に当たっている。檜山 沙耶 さん■2011年度卒業■株式会社 ウェザーニューズ■ 2010年度卒業■ 筑波大学附属病院  産婦人科医熊崎 誠幸 さん16夢と青春を見つけた場所学園生活が心の支えに中学高校時代の感動や心に残る体験が一人ひとりの将来の姿へとつながっていきます

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