▽ P R O F I L E▽ P R O F I L E中学高校で出会った夢 を追って周りに 感謝し 、面白がって生きていく卒 業 後、北 海 道 大 学 経 済 学 部 へ進 学。経 済 学 の 観 点から歴 史や思 想を学んだ。中学高校では硬式テニス部に所属し、今も趣味として継続中。中学高校時代から得意だった世界史・地理の知識を活かそうと旅行会社の JTBに就職し、現在は北海道事業部営業第3課(札幌 )に所属。主に、北海道に拠 点を置くプロ野球 球団の、シーズン中の宿泊を担当しており、チームにも帯同するため全国を飛び回る日々を送る。中学高校時代に、陸上部で限界まで追い込んだトレーニングを通し、食の重要性を学び、短期留学した際のアメリカ(オクラホマ州)にて食文化の違いと肥満の急増問題に唖然としたことをきっかけに、食生活と疾患の関わりに興味を持ち始める。東北大学農学研究科にて食品化学分野の博士号を取得後、カリフォルニア大学デービス校にて食品成分と神経疾患の関わりについての研究を行い、現在は、東北大学農学部にて食品による疾患予防に加え、サステイナブルな 食糧生産に関する研究にも従事。食品学を通した国力の底上げを目指している。■ 2006 年度卒業■ 東北大学農学部 助教(農学博士)茨 城 、日 本 、世 界 で 活 躍 して い る 卒 業 生 た ち茨 城 、日 本 、世 界 で 活 躍 して い る 卒 業 生 た ち乙木 百合香 さん15■ 2012 年度卒業■ 株 式会社JTB多賀 俊明 さん― 私 た ち の 今 は I C J H か ら 始 ま り ま し た ―― 私 た ち の 今 は I C J H か ら 始 ま り ま し た ―中学高校時代は、何気ない当たり前の日々や部活などすべてがかけがえのない思い出です。そう思えるのは、同じ目標に向かって一緒に頑張る仲間や、どんな時も味方となって自分に寄り添ってくださる先 生の存 在があったからこそです。仲間がいたから勉強も部活もやりきることができ、北海道大学合格(勉強面)、関東大会出場( 部活面 )という実績を残せました 。受験・部活で培った精神力や体力は、今でも自分の努力・継続力の源です。大 学では、北海 道という新しい環 境に身を置くことに不安 もありましたが、ここでも良い仲間に巡り会えました。北海道大学は、バックボーン・価値観が全く異なる人が全国各地から集まるため、周りから非常に多くの刺激を受けることができた4年間でした。これは自分の人生において貴重な財産です。社会人となった今は、仕事で国内外問わず飛び回っています。大変なこともありますが毎日楽しいです。お客様一人ひとりに感動・喜びをお届けするために、努力の日々が続きます。今の自分があるのも、すべては中学高校時代の経験が原点にあります。先生や当時の仲間には感謝してもしきれません。U N I V E R S I T Y G R A D U A T E SU N I V E R S I T Y G R A D U A T E S「求めよ」。これは、本 校の正 門に刻まれている聖 書 の言 葉です。「何を求めて生きていくのか」という大 切な問いの答えを、私は中学高校の6年の間に見つけました。それは「世界に通 用する人になり、食を通して人の健康に貢献する」ことです。この夢を叶えるために、東北大学農学部に入り、博士号を取得、カリフォルニア大学での研究留学3 年を経て、現在は東北大学農学部の助教として研究に励んでおります。研究所や国際学会で、世界中の研究者と交流し、切磋琢 磨しながら、喜びを持って夢の実現に向かって走り続けています。私の活動の原動力となっている「夢」は、母校である本校のキリスト教にもとづく人間教育と国際的に活躍する人材の育成システム、個性を理解・伸長する自由な環境 の中で与えられたものだと思います。本 校にはとても感謝しています。卒 業 後の未 来
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