福祉の現場で活躍する卒業生を招いた『第2回 社会福祉・介護の現場との交流プログラム』のご報告

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福祉の現場で活躍する卒業生を招いた 『第2回 社会福祉・介護の現場との交流プログラム』のご報告

当日の様子2010年12月15日(水)、人間福祉学科主催の『第2回 社会福祉・介護の現場との交流プログラム』が開催されました。今回お招きしたのは、障害領域の現場で働く先輩たち。今年、茨城キリスト教大学人間福祉学科を卒業し、社会福祉士を現役で合格し、今年の人間福祉学科の広報紙に登場した新米介護士の面々です。プログラムには、福祉の現場に興味のある学生や社会福祉援助技術現場実習を終えた学生を中心に30名ほどが集まりました。
   2010年度の人間福祉学科広報紙ダウンロード(PDF:2174KB)

 

 

 

先輩方のお話

【コミュニケーションで心の距離を縮めて】

吉田幸乃さん 吉田幸乃さん
社会福祉法人愛正会 総合福祉施設 一想園


私の働く施設は、知的障害者たちを中心とした就労移行支援などを行っています。最初はお互い遠慮がありましたが、利用者の元気を日々もらいながら、私も利用者に合わせ大きな声で笑い、身振り手振りを使ってコミュニケーションが取れるようになりました。改めて大学で学んだ利用者の表現方法に合わせたコミュニケーションの大切さを実感しています。
◆吉田さんの働く『一想園』とは、障害者と高齢者が一体となって生活する国内初の施設、そこに魅力を感じ就職を決めたとのこと。「施設には、様々な利用者が生活しています。必ずしも安定した精神状態の利用者ばかりとは限りません。昨日冗談を言い合い笑いあっていた利用者が、今日は思いつめた様子でいることもあります。普段の何気ない声かけや会話にも細心の注意を払います。」と職場での苦労を話されました。 吉田幸乃さん

 


【利用者の家で働くことの意味】

千ヶ﨑真奈実さん

千ヶ﨑真奈実さん
社会福祉法人青洲会 障害者自立支援施設 さくら苑


私の働いている救護施設では、さまざまな課題をもった利用者が生活しています。利用者に私の気持ちがなかなか伝わらない時には、イライラすることもあります。でも、大学で学んだ“統制された情緒的関与”というケースワークの基本を思い出し、利用者と共に喜び合える対等な関係でありたいと心がけています。

◆この細い体のどこにパワーがあるのか思うくらい、日々介護に取り組む毎日の千ヶ﨑さん。介護者が自分の身体のメカニズムを理解しないと、利用者に対しやさしい介護はできないとのこと。発表の中にあった「利用者に依存しない」という言葉には、“利用者からの見返りを期待して支援をしてはいけない”という強いメッセージを感じました。 千ヶ﨑真奈実さん

 


【名前だけの社会福祉士にはならないように】

河合愛美さん 河合愛美さん
社会福祉法人勇成会 障がい者支援施設 あさひの家


社会福祉士は、ゼミの仲間でお互いに勉強の進み具合を確認したり、大学の教員からの適度なプレッシャーがあって合格できたのだと思います。今は仕事に慣れることに精一杯のところもありますが、名前だけの社会福祉士にならないよう“利用者主体”を心がけ、責任をもってこの仕事にこれからも取り組んでいこうと思います。
◆河合さんの職場、社会福祉法人勇成会は、職員定期試験や自己研修に力を入れています。ともすると仕事の忙しさに流されそうになりがちな現場でも、勉強する機会の多い職場は、本当の意味で人を大切にしていると言えるでしょう。河合さんも福祉の現場に就いてからも、勉強は続いているようです。 河合愛美さん

 



今回の先輩方は、皆さんスーツでびしっと決め、レジュメを持参の上の発表でした。終了後は「ゼミの発表みたいで、久々に緊張しちゃった」とのこと。在校生との交流が終了してからは、しばし先輩同士、意見交換を行いました。

3人の先輩方   3人の先輩方   話の後の様子


3人の先輩方
3人の先輩方
お忙しい中、貴重なお話ありがとうございました!


社会福祉・介護との交流プログラムの説明

『社会福祉・介護の現場との交流会プログラム』とは、今年度から実施さている学科主催のプログラムです。
近年、福祉の現場は処遇が悪い、賃金が低いなどの一方的なネガティブ報道が、高校生や保護者が進路を決定する際、福祉系の学科が敬遠される要因の一つになっているようです。しかし、現実的には毎年多くの卒業生が福祉の現場に就職をし、生き生きと活躍する現状もあります。そこで、実際に福祉の現場で働く卒業生を招き、現場の生の声を伝える場として『社会福祉・介護の現場との交流プログラム』を立ち上げました。
人間福祉学科が創設されて11年を迎え、卒業生も7回生を数え、多くの卒業生が社会福祉・介護の現場で活躍しています。将来的には、『社会福祉・介護の現場との交流プログラム』を通して、卒業生のネットワーク作りや勉強会の設立にもつなげていきたいと考えています。 。


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