学びを語る
人の役に立つ仕事がしたかった。
人の役に立つ仕事をしたいと思っていました。人に喜んでもらうことが福祉だと思い、福祉関係に進みたいと考えていました。しかし、入学早々、先生からこんな言葉をいただきました。「最初から感謝の言葉を期待しないこと。先に結果を求めるのではなく、やるべきことを相手に届けながら信頼関係を築く。そういうふれ合い過程が大切」。この一言で考え方が変わりました。知識だけでなく心構えも学べる環境がICにはあります。
実習でなければ発見できないこと。
1年生で基礎を学び、2年生から実習が始まります。必修の実習は児童養護施設で、期間は1カ月。起床補助、食事、スポーツ活動など仕事は多岐にわたります。日々の活動内容をレポートにし、達成できたこと、十分ではなかったことの理由を考え、実習担当の先生に厳しくチェックをいただきます。「なぜそう思ったのか」、「できたかどうかを自分で判断しないこと」などの指摘から、深い考察や客観的な自己評価が習慣づけられます。
実践的な学びを将来に活かしたい。
鴨志田先生のゼミ(人間福祉演習)は印象深いです。あるテーマについて研究をし、その内容を発表して討論するのですが、さまざまな意見があり、考えを広げることができました。仲間とコミュニケーションをとりながら、主張し合い、意見交換する経験は、社会に出てから活かせる場面が多くあると思います。授業ではソーシャルワーカーとして必要な理論や心構えを、実習では実践的な場面に応じた対応力を、ゼミではコミュニケーション力やプレゼン力を。ICでは、三つの学びでそれぞれ異なる力を身につけていくことができます。将来は、この学びを情緒障害児短期治療施設の現場で活かしていきたいです。
印象的だった授業やプログラム。
社会福祉概論
福祉の歴史や諸制度について学びます。歴史や諸制度の上に、現在の福祉があります。福祉の意味を知るために不可欠な授業です。
社会福祉援助技術総論
社会福祉士やソーシャルワーカーの役割と意義について学びます。社会が変化する今日、福祉はどうあるべきか深く考えることができます。
心理学に興味を持ち、コースを変更。
社会福祉士をめざし、福祉と心理を相互に学べるICを選びました。しかし、学びを進めていくうちに、自己の内面的な心の動きの方に興味・関心がわき、心理学の方が自分には合っているのではないかと思うように。改めて進路について考えた末、心理カウンセリングコースで学び直すことを決意しました。福祉と心理は関係性の深い学問で、例えば福祉で学んだ相手の立場で傾聴する姿勢は、心理学でも必要な技術です。コース変更にあたっては悩みましたが、それによって道が広がった気がします。
学問的探究心で自分の心を見つめなおす。
心理について実験をしながら学ぶ授業は、自分でも気づかない心の動きを実証的に把握できます。例えばパーソナルスペースの実験。お互いが立つ位置の距離を徐々に詰めていき、それぞれが心理的な圧迫を感じる距離を検証します。実験結果では、男女の場合、女性の方が、男性よりもパーソナルスペースが広いことが分かりました。こうした実験をとおした学びは、私自身、自覚していない自分の心について気づくことも多く、心理学の面白さを実感しました。
心理学を、自分自身の成長に役立てていきたい。
私の選択していた立木ゼミでは、ゼミ生同士で討論する機会が多くありました。最初はとても苦手だったのですが、自分の考えを伝え、人の意見を聞くことが習慣化するうちに、自信が持てるようになった気がします。また、人の心について学ぶ一方、学生のうちに社会人としてのマナーを身につけておきたいと考え、秘書検定2級の資格を取得しました。学科の学びに加え、社会に出る上で必要な知識を得ることができました。心理学は、人が誰かと関わって生きていく上で、役立つ場面がたくさんあると思います。この学びをとおして、相手の立場でものを考える人間に成長していきたいです。
印象的だった授業やプログラム。
人格心理学
心理学をとおして人格を学びます。特に印象的だったのはペルソナ(仮面)に関することで、本当の自分とは何か、深く考える内容でした。
深層心理学
夢や童話を通じて深層心理学を学びます。自分の見る夢に意味があること、そこから悩みを知ることができると学びました。