茨城キリスト教大学食物健康科学科と株式会社カスミとの提携弁当について
日本人の食事形態が変化し、中食や外食を利用することが日常化する現在、中食の栄養管理と消費者への適切な情報提供が求められています。これらに対応するため、本学食物健康科学科では茨城大学工学部、茨城県工業技術センター、株式会社カスミ、中嶋メディカルサプライ株式会社の産学官と連携を組み、2006年から3年間、茨城県の研究開発事業「中食である市販弁当・持ち帰り惣菜喫食者の栄養・健康管理ITシステムの研究開発」(研究代表 川上美智子、共同研究者 大和田浩子、板倉弘重)に取り組んできました。
この事業の中心は、摂食者が弁当に貼られたQRコードを使って、コンピュータ上の食情報をもとに自ら食の管理をするシステムの開発にありましたが、その成果の一つが本学食物健康科学科監修のカスミ弁当の販売です。川上ゼミでは初年度にカスミで販売されている弁当の栄養検証を行い、その後、メタボリックシンドロームの予防、疾病別、ライフステージ別の健康とおいしさにこだわった弁当の開発を行い、株式会社カスミに各種の提案を行いました。
昨年の10月からは、株式会社カスミと提携した弁当の販売が始まり、1〜2カ月毎に季節に配慮した食材や料理に替えるなどメニュー更新を行っています。この取り組みが消費者にも定着し、ファンも増えて、全店(約120店)で一日2600食も売れています。今後、QRコードの添付などで、このお弁当には更に付加価値が付く予定です。
なお、2009年7月からはこの事業の成果を受け継ぎ、総務省の地域ICT利活用モデル構築事業として、日立市を舞台に「家ごはんからの健康」に取り組む予定です。