インタビュー
歴史を多角的に分析し視野が広がるのを実感

イガワさん 文化交流学科 2年
私はまず、「文化交流」という学科名に関心を持ちました。「何を学ぶ学科だろう?」と入学案内などを調べると、国内外の文化や歴史について幅広く学べることがわかり、ますます興味がわきました。以前から大学では歴史を学びたいと考えていたこともあり、入学を決めたんです。
入学後は、文学や歴史などさまざまな分野の講義を積極的に履修していますが、私にとって一番面白いのは、もともと好きだった歴史の講義
です。何より新鮮だったのは、高校までの歴史と違って、一つの出来事をいろいろな角度・視点から学べるところ。例えば、広島・長崎への原爆投下についても、落とされた側からばかり見るのではなく、落とした側からの視点も知りました。原爆が開発された背景や開発した科学者たちの意図などを知ることによって、原爆についても戦争についても、多角的に見ることができるようになりました。また、日本史の出来事を、アジアの歴史からも捉えることもできました。
将来の希望は、公務員として地元に貢献すること。行政にかかわる道と教員になる道のどちらにするかは検討中ですが、どちらの道でも、文化交流学科の授業で培った広い視野はきっと活かされると思っています。
映画をきっかけにフランスの文化を考える
地球ウォーキング演習(2009年度カリキュラムより文化論演習)
- ヤマシタ:
- フランス文化を研究する和泉ゼミを選んだのは、1・2年次にアジア諸国の文化を学んだので、ヨーロッパの文化について知りたいと思ったからです。
- 和泉:
- うちのゼミで扱っているのは、フランソワ・トリュフォー監督の映画。映画を見た後、いくつかのテーマを設定し、それについて毎回意見を発表してもらっています。
- ヤマシタ:
- 同じ映画を見ても、感じ方って本当に人それぞれ。自分が気にもとめなかったセリフやシーンに注目して、フランス文化について説得力のある意見を言う人もいて、とても刺激を受けますね。
- 和泉:
- ただ、私のゼミは、別にトリュフォーの作品を研究することが目的ではありません。映画はいわば、フランス人の価値観や風俗などを考えるきっかけ。そこから何をどう研究していくかは、ゼミ生に任せています。
- ヤマシタ:
- 私は、トリュフォーの作品を見て、フランス人とはなんて恋愛に自由なんだろうと思いました。相手が結婚していても好きになったら関係ないみたいなところが、日本人よりずっと強いんです。それで、フランス人の恋愛観や結婚観を研究テーマに選びました。
- 和泉:
- それぞれの研究テーマについても、ゼミでは定期的に発表してもらうんですが、先日の山下さんの発表は良かったですよ。同性愛にまで触れていましたね。
- ヤマシタ:
- フランス人の恋愛観を調べて、現在のフランスでは同性愛者の地位や権利を認めようという意見がとても多いことを知りました。驚いたのは、恋愛に寛容なフランスでも、かつては同性愛者が迫害されていたことです。
- 和泉:
- 当時のフランスの価値観では、それが普通だったんですよ。マイノリティーへの理解が進んだのは、それだけ文化が豊かになったということ。感性がみんな同じなんて、いかにも窮屈ですから。
- ヤマシタ:
- ほかの国ではどうなんでしょう? まだこれからですが、4年次には各国の恋愛観や結婚観、同性愛事情をフランスと比較してみたいですね。
- 和泉:
- うちのゼミにはいろいろなテーマで研究をする人がいるけど、ヤマシタさんのはとりわけ大胆なテーマ。どんな研究になるか、期待していますよ。