生活科学部

私たちの生活は、その健やかさを傷つける力にさらされています。老いや身体的な障害によって引き起こされる社会的差別がそのような力になりえますし、いじめや虐待も子どもの心を深く傷つけます。さらに、偏った食生活は肥満や高血圧などを引き起こします。たとえば、子どもの偏食の問題は、真に豊かな社会の実現にとって避けて通ることのできない課題です。中高年の人も体のことを考えた食生活を送ることが求められています。一人ひとりが自分自身の幸福や健康のことを考えるだけでなく、このような社会的問題を解決することが求められているのです。
「人間福祉学科」と「食物健康科学科」では、福祉・健康をキーワードに、このような現代社会の諸問題に悩む人々を支援するスペシャリストを育てます。
人間福祉学科には、福祉コースと心理カウンセリングコースがあります。福祉コースでは、さまざまな社会福祉施設や精神保健(医療)の現場などで活躍できる人材を養成します。心理カウンセリングコースでは、心理相談の現場などで活躍するための基礎的な力を養います。学んだことを社会で十分生かせるように、社会福祉士の国家試験受験資格や認定心理士の資格などが用意されています。
一方、体の健康を、食物を通して支えることを目指すのが、食物健康科学科です。病院、学校、社会福祉施設などでの専門的な知識を必要とする栄養管理指導や、企業での食品開発・品質管理に携わることのできる人材を養成します。学んだことを社会で十分生かせるように、管理栄養士の国家試験受験資格が用意されています。また、近頃社会的に問題になっている食品の衛生管理、表示問題についても、食品衛生監視員、食品衛生管理者の資格をとることができます。
心と体の健康は、希望や夢を実現するための重要なエネルギーです。すべての人の心と体の健康をサポートし、健やかで幸福であることを多くの人々と共に分かち合う社会を実現したいと願っています。
生活科学部長 立木 徹
生活科学部
- 人間福祉学科
- 全ての人が共に生きることのできる社会をつくるため、心理、福祉などの知識を総合的に学ぶ。
- 食物健康科学科
- 食物と健康のつながりを深く考え、 ヒトの幸せに貢献できる管理栄養士を育てる。