本学科での学びについて、学生の皆さんや受験生の方からいただく代表的な質問にお答えします。
(2012年度現在の規程に基づいています。今後のカリキュラム改訂等によって変更の可能性がありますのでご注意下さい)
本学科で取得できる免許状・資格は次の通りです。
| 児童教育専攻 | 幼児保育専攻 |
| 小学校教諭一種免許状 | 保育士資格 |
| 幼稚園教諭一種免許状 (小一種免と同時に取得する場合のみ取得可能です) |
幼稚園教諭一種免許状 (児童教育専攻の科目を履修することで取得可能です) |
| 特別支援学校教諭一種免許状 (知的障害・肢体不自由・病弱) |
|
| 学校図書館司書教諭 | |
| 社会福祉主事任用資格 | |
| 社会教育主事任用資格 | |
| 学芸員資格 | |
| 日本語教育施設の教員資格 | |
本学科の卒業要件は、両専攻とも124単位です
本学では多くの大学と同様、1年を「前期」と「後期」に分ける二期制をとっています。前期はおおむね4月~7月、後期は9月中旬から2月初旬くらいまでの期間です。多くの授業は、前期開講科目(週1回90分×約15回)、後期開講科目(週1回90分×約15回)、通年科目(週1回90分×約30回)、集中講義科目のいずれかに区分されます。
「単位」とは、授業ごとの修了認定を数値で表したものです。通常、前期開講科目や後期開講科目で2単位、通年科目で4単位になります。※ただし語学や実技等、半期科目であっても1単位のものがあります。また実習科目等のなかには変則的なものもありますのでご注意下さい。
本学科を卒業するためには4年間で最低124単位、単純計算で1年あたり32単位前後、毎週8科目程度のペースで履修してゆくことになります。(例:半期科目2単位×年間16科目=32単位)
ただし、各種の免許状や資格を取得する場合は、卒業要件とは別に、資格取得のための単位を修得する必要があります。資格取得のために修得した単位は、卒業するための単位(124単位)に含めることが出来るものもあれば、出来ないものもあります。
児童教育専攻では、「小学校教諭一種免許状」の取得に関わる科目の多くが卒業単位に含まれます(卒業要件と免許取得要件の双方に重複して流用することの出来る科目が多くあります)。幼児保育専攻における「保育士資格」の取得の場合も同様です。
免許状や資格を取得しなくても、学科の卒業要件(124単位)を満たせば卒業することができます
本学科では、児童教育専攻にあっては小学校および幼稚園の教諭、幼児保育専攻にあっては保育士の養成を主として想定しています。
しかし、教育・保育に関わる職種はこれら以外にもたくさんあります。編集・出版業、教材開発関連職、学習塾の講師、NPO法人における活動、児童相談員等、必ずしも教員免許状や保育士資格が必須ではない職種が多数あります。こうした職種を希望する場合は、自分自身の興味や進路に関連する科目を多く履修したり、ボランティアやインターンシップに従事することが大切になりますので、皆さんの将来構想に基づいて履修の仕方を工夫して下さい。
なお、どのような履修の仕方が望ましいかについては、学科教員はもちろん、教務部やキャリア支援センターなどさまざまな場で相談に応じています。迷っている人は一緒に考えていきましょう。
教育ボランティアをはじめとする多様な活動が展開されています
本学は日立市との連携協定に基づき、「学生教育ボランティア事業」を展開しています。毎年100名以上の学生が、日立市内の小学校や中学校、幼稚園、養護学校において、授業の補助や放課後活動の支援を行っています。授業のない時間帯に無理のないボランティア活動が可能ですので、ぜひとも奮ってご応募下さい。(詳細は学生部、または本学科教員の池内までご相談下さい)
また、チャペル活動、留学生支援、様々なイベントに訪れる高校生の案内、図書館利用者に対するサポート、子どもたちと一緒に遊んだりモノづくりに励んだりするサークル活動、学校現場における読み聞かせ・人形劇、被災者支援活動など、学生達は学内・学外の双方で積極的なボランティア活動を行っています。
「頭と手と心」の調和のとれた教師および保育士の養成を目指しています
この点についてはお伝えしたいことが山ほどあります。そして本学科が開設する授業のすべてが、何らかのかたちでこの問いにお答えしようとするものです。
ここではその詳細をお伝えしきれませんが、基本的な指針については「私達について」をご覧下さい。また当サイトでも各教員のコラムや特集等を通じて、その具体像を順次お伝えしてゆく予定です。
クリスチャンになることを強制することは一切ありません
本学はその名の通り、キリスト教精神に基づいて運営される私立大学ですが、「キリスト教精神」を「聖書からの問いかけ」に対する「一人ひとりの応答のしかた」ととらえています。聖書をはじめ、キリスト教の思想に触れる機会は多々用意されていますが、他宗教の方も、無宗教の方も、このキリスト教という名の「世界宗教」の歴史、文化、考え方、そして精神に触れていただき、それぞれが何らかの「応答」をしていってほしいと願っています。
小学校実習は指定校、幼稚園実習は出身園・大学附属幼稚園その他での実習となります
小学校実習(初等教育実習Ⅰ・Ⅱ)は、本学科と日立市教育委員会との提携により、日立市内の実習協力校で行います。出身校(いわゆる母校)での実習は認めておりません。
この協力校方式は、本学科開設当初からのものですが、昨今は中央教育審議会の答申等でも、母校実習ではなく、大学が近隣の協力校と連携しながら指導することが求められています。また、実習生がグループとして連携し、互いに切磋琢磨しあえることも、協力校方式の大きな利点です。
なお、幼稚園実習については、現在、出身幼稚園など特に希望する幼稚園での実習を認めています。
教員採用試験は、各都道府県や政令指定都市の教育委員会によって、毎年夏頃に実施されます
公立学校の教員になるためには教育委員会が実施する教員採用試験を受験しなければなりません。この場合、多くの皆さんにとって最初のチャレンジは4年次の夏になります。もちろん教員になるためには「教員免許状」が必要ですが、4年次生は「卒業見込みの者」かつ「免許取得見込みの者」として受験する資格があります。
だいたいどの都道府県でも、毎年7月頃に一次試験が行われ、これにパスすれば8月から9月にかけて二次試験が行われます。一般的には一次試験が筆記、二次試験では実技や個人面接、集団面接、小論文などが課されます。
採用試験に関する詳しい内容については、教育委員会によって異なりますので、希望する地域の教育委員会のホームページを常に確認するようにしましょう。茨城県教育委員会の場合、5月初旬のゴールデン・ウィーク前後に採用試験の「実施要綱」が公開されます。また、私立学校の教員になる場合は、学校毎に公募がなされることが一般的です。いずれにしても、1年生の頃からしっかりチェックするようにして下さいね。
教員不足の時代に突入しつつあります
「教員採用、冬の時代」と呼ばれた高倍率の時代が収束し、昨今では団塊世代の先生方の大量退職とも重なって、首都圏を中心に「深刻な教員不足の時代」が到来すると予測されています。地域によって事情は異なりますが、特に東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県といった首都圏においては、地方出身の「優秀な教員のタマゴ」が求められつつあります。
茨城県の小学校教員採用試験の場合、2009年度採用(2008年実施)で5.7倍、2010年度採用で5.0倍、2011年度採用では4.4倍の競争率でした。首都近郊では2~3倍前後の競争率となっており、いずれも低下傾向にあります。もちろん採用試験の競争率が低下すること自体は、教育界にとって必ずしも良いことではありません。しかしそのような時代だからこそ、現場に出て自分自身を鍛えたいという真の情熱と意志をもっている人が、益々求められる時代になってきます。また一般企業の経験者もこれまで以上に求められています。
地元、茨城をこよなく愛する皆さんも、可能であれば是非とも外の世界に目を向け、「自分が求められる地域」に羽ばたいていただきたいと思います。もちろん、愛する茨城での採用にチャレンジし続けたい人も、精一杯サポートしますのでしっかりがんばって下さい。(ただし学科として胸を張って送り出せる人を送り出す、という責任は重大ですから、免許取得までの道は厳しいですよ!)
講師として教壇に立ちながら、教員採用試験に再チャレンジしましょう
4年次の夏の受験で合格し、卒業後の4月からすぐに教壇に立つ人のことを、一般的に「現役合格者」と呼んでいます。
本学科の場合、茨城県の採用試験ではここ数年、10数名の現役合格者を輩出しています。また現役合格できなかった学生達も、常勤・非常勤講師の公募は現在のところ潤沢で、そのほとんどが実際には4月から教壇に立っています。講師として教壇に立つ学生は毎年度卒業生の半数前後、また早い人では卒業した年に、また平均的には4~5年の講師経験を積んだ後、採用試験に合格しています。
尚、常勤講師の場合は正規採用の先生方と職務や給与の面でほぼ違いがありません。採用試験のために勉強の時間を確保したい人は曜日や時間が限定された非常勤講師を選択することもできます。
まずは一般教養からはじめましょう
教員採用試験は前述の通り、一次で筆記試験が課されるのが一般的です。筆記試験はおおむね、次の3点について出題されます。
【一般教養】高校卒業までに勉強した内容(大学受験の内容)です。
【教職教養】教育原理、教育法規、教育心理など、大学で学ぶ内容です。
【専門教養】学習指導要領、及びこれに基づく授業のあり方に関する内容です。
これを見てもおわかりの通り、皆さんが大学入学後すぐにはじめられるのは「一般教養」です。また、高校までに学んだことを忘れないためにも、一般教養については入学後すぐに勉強を始める必要があります。大学生協等で販売している教員採用試験問題集を手にとって、「一般教養編」から勉強をはじめて下さい。
教職教養や専門教養、また二次試験の面接や小論文、実技といったものについては、大学での授業はもちろん、さまざまなサポート・プログラムを準備しています。また、学科では有志の学生の皆さんと連携し、「教員採用試験研究会」を立ち上げ、現役合格者による下級生向け講習会、各都道府県の傾向分析、独自の問題集の作成・配付等、広く皆さんをサポートすることを目的として活動しています。
採用試験については様々な「対策のツボ」のようなものがありますが、学科の教員が折に触れてお伝えしていますので、積極的に相談に来てください。
制度的な枠組みは異なりますが、教員の場合とほぼ同様です
保育士と幼稚園教諭の資格で異なるのは、対象となる子どもたちの年齢層です。保育士は乳児から、幼稚園教諭は3歳児からです。3歳以上は共通しています。このため、幼稚園や保育園(所)に勤める場合、両方の資格を持つことが求められています。
また、「幼稚園の先生」と「保育園の先生」はどちらも「先生」の敬称で呼ばれますが、職場(施設)を所管する「省」が違います。幼稚園教諭が文部科学省管轄の「学校の職員」であるのに対し、保育士は厚生労働省管轄の児童福祉施設等で職務に従事する「福祉職員」を指します。しかし、3歳児以上の部分では、職務内容で大きな違いはなくなってきました。
幼稚園や保育園、いずれの場合でも就職する手続きは、公立と私立で分かれます。
○公立をめざす場合
公立幼稚園の教諭になるためには、小学校教諭の場合と同様、教員採用試験を受験することになります。公立保育所に就職することを希望する場合は、各都道府県で実施される公務員試験を受験することになります。試験内容は教員採用試験と同じく、一次試験では筆記、二次試験で面接という場合が多いようです。いずれの場合も採用の枠が小さい現状にあります。
○私立をめざす場合
私立の幼稚園や保育園の場合は、まず募集情報を把握することが重要です。試験の中身も、どういう人を職員にしたいかという観点も園によって異なります。その園の特色をよく理解して応募することが大切です。一回の試験で決まるというよりは、実習やボランティアでかかわるなかで保育者としての資質が評価される場合もあることに留意してください。
○保育士としての働き場は、保育園だけではありません。
保育園以外の保育施設として、乳児院、児童養護施設、母子生活支援施設などがあります。「保育」は、「養護」と「教育」の役割を持つものですが、これらの施設は「養護」に重点が置かれています。
NEW! 幼児保育専攻 第1期卒業生 就職率97.2%
IC Report 2008 掲載記事「第1回卒業生 就職大解剖!」より抜粋
幼児保育専攻は2008年3月、第1期生を送りだしました。就職状況について以下、本学発行の"IC Report 2008" 掲載記事より抜粋します。

今年は、2004年に開設した児童教育学科幼児保育専攻と看護学科が、第1回の卒業生を輩出。その高い就職率が注目を集めています。今回は、各担当の先生方に、就職状況について取材しました。
Q.高い就職率の理由は?
入学当初より保育士や幼稚園教諭になるという目的意識を持っている学生が多いことと、保育・福祉施設・幼稚園実習などの現場体験で具体的な仕事に対するイメージをつかみやすいということ。地域の保育所の増加や、4年制大学を卒業した保育士資格を持つ人材が求められている現在の社会状況。そして、ゼミの教員やキャリア支援センターの就職支援の結果です。
Q.今年の就職先の傾向を教えてください
内定者の半数以上が、資格を生かした保育所、幼稚園、福祉施設に就職しました。常陸太田市や東海村などの公立の幼稚園・保育所にも4名合格しました。教育関連の職場や、一般企業に就職した学生もいます。
Q.どんな学び・活動が就職につながるのですか?
実習やボランティアでの体験や活動が重要です。その時のつながりで就職に結びつくことも少なくありません。4年制大学の長所である卒業までの時間を生かして、公立保育所等の採用試験対策をとることもできます。
Q.幼児保育選考「学び」のポイントは?
ゼミなどの少人数教育で教員との距離が近いことや、4年間の授業で、子どもとそれを取り巻く環境に視点をおいた心理系科目をはじめ、個性的で独自の科目が豊富に用意されていることです。
(回答:幼児保育専攻・大畠孝子)
本学科の教員が担当する全授業の評価平均は、50点満点中42.1点です(2007年度集計)
本学では2005年度、学外実習等を除く1,555科目(全授業の95.6%)について、「学生による授業評価」を実施しました(有効回答数81.6%)。集計の結果、本学科の授業評価平均は5点満点中4.08点となりました。評価項目・手法等の詳細につきましては、資料ページ掲載の「2005年度授業評価報告書」をご覧下さい。
続く2006年度は、初年度の評価手法を細部にわたって見直しました。その結果、本学独自の授業評価システムがほぼ整い、2007年度より本格的に導入する運びとなり、児童教育学科所属教員の平均値は50点満点中42.1点となりました。(2007年度「学生による授業評価-結果速報-」を大学HP、およびこのHPの資料ページに掲載しています)
今後とも評価結果を真摯に受け止め、組織的な取り組みをもってさらなる向上をめざして参ります。
第三者評価機関が全国の大学に対して行う評価です
2002年の学校教育法改訂により、すべての大学は2004年度より7年に1度、「認証評価」と呼ばれる第三者評価を受けることを義務づけられました。文部科学大臣が認可した評価機関によって、各大学の施設・設備から教育理念・内容に至るまで、詳細な調査が行われることになりました。
本学では2006年、「点検・評価報告書」をとりまとめ、国公私立大学740校(43.0%)が加盟する認証評価機関「(財)大学基準協会」に提出し、評価を依頼しました。
その結果、2007年4月、同協会より「大学基準適合」との認定評価結果を得ることとなりました。この結果はひとえに、在学生や卒業生、そのご家族、日々ご協力をいただいております教育委員会・関連諸機関の皆様等、多くの方々のご寵愛の賜物と考えております。
資料ページに掲載しております上述の2つの文書では、本学の現状が極めて客観的に分析されています。高い評価が得られた点を確実に維持しつつ、7年後の再認証に向けてより優れた研究・教育機関のあり方を追求して参ります。今後ともご協力の程、何卒宜しくお願い致します。
(大学HPのほうでもご報告しておりますのでぜひご覧下さい)
