学科案内パンフレット(PDF:2,176KB)ができました(2008年版)
本学科の児童教育専攻は、大学創設から15年後の1982年に設置され、以来30年間、多くの卒業生を送り出してきました。戦後の小学校教員養成において、私立大学としてはかなり早くから課程認定を受けた数少ない学科のひとつです。小学校教諭・幼稚園教諭をはじめ、多岐にわたる教育関連の職場に多くの人材を輩出し、小学校教員の採用試験合格者は2009年度集計で約700名を超えるに至っています。
また2004年度からは、「4年制大学における充実した保育士養成」を掲げ、幼児保育専攻が開設されました。これにより、幼児期から児童期までの子どもに関わる研究・養成機関としての体制がほぼ整いました。幼児保育専攻は2008年3月、待望の第1期生を送りだしました。そのうち55.7%は幼稚園や保育所に就職し、全体の就職率は97.2%を数えました。
さらに児童教育専攻では本年度(2011年度)入学生から、長年の念願であった「特別支援学校教諭一種免許状」が取得可能となりました。教職課程にこの領域を連ねることは、本学全体にとっても改めて襟を正すべき責任重大なチャレンジとなります。特別支援学校の教壇に立つことを目指す人はもちろん、小学校教諭、幼稚園教諭、保育士といった子どもと関わる職に就くことを目指す人、そして人権擁護と社会福祉を志向する全ての皆さんと、ぜひとも深めていきたい研究・実践領域です。
四半世紀にわたって築き上げてきた人と人とのネットワーク。本学科は「幼児保育」と「特別支援教育」の営みを新たな原動力に加え、ますます「茨キリ・ネットワーク」を強固なものにしていきたいと考えています。
本学科は設置当初から、「心と頭と手」(3Hs: Heart, Head and Hands)の全人教育理念を掲げてきました。
社会や自然、子どもや隣人に対するきめ細かで温かい「感性」(心)。
専門的な知識がゆきつくべきところの「智慧」(頭)。
そしてそうした智慧を果敢に「実践」してゆく力(手)。
25年の学科の歩みは、この「心と頭と手の調和」を追い求めた歴史です。それは古典教育学の原点、すなわち「体験のなかで学ぶ」ことの足跡に他なりません。
「土」と「芸術」の領域と断絶しない教養と実践力。教育学・心理学・児童学・保育学の最先端の理論に基づく多くのワークショップ。労作・体育・農作業等の多彩な実践体験。学生生活を彩る絵画・造形・音楽・リズム。そして教育・保育の現場における日常的なボランティア活動。そうした全人性を培う活動をもって子どもに貢献する人を育てる、キリスト教主義の教師・保育士養成。
学生たちが今日この日も行なっている数多くのこうした活動は、すべて本物の「智慧」との連動をめざして繰り広げられています。
本学科は両専攻140名の定員に対し、専任教員24名、実習教務助手1名、計25名のスタッフが学生生活を支援しています(学生約6人につき1人のスタッフ)。
こうした人員配置もさることながら、本学の教職員はそもそも伝統的に、(学生さんに言わせれば少々おせっかいとも言えるほど)面倒見がいい。だから入学する前から教職員と付き合いを深めていた学生さんもいれば、卒業した後も何かとキャンパスにやってくるOB・OGも多いのです。
こうした「顔の見える関係」を築いてきたことは、この学科のみならず本学がぜひとも誇りたい伝統のひとつです。
学科の学生たちは、もちろん一人ひとり、その考え方も、姿格好も、夢も、違います。しかし皆で何かやろうと集まってくる際には、学科のカラーのようなものを強く感じることがあります。それは総じて純朴で、不器用で、寂しがり屋で、面白いことが好きで、隣人を労わり、教員を心から慕ってくれて、何よりボランティアに熱心な、愛すべきカラーです。
そんな学生たちの姿を、ぜひ本学にいらして観察してみて下さい。とりわけ学生たちが入魂している姿をみる機会としては、11月の文化の日を中心に開催される「学園祭」をお勧めします。

